プレスリリース

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株式会社チャオの最新情報

北九州市、チャオカメラの映像を「防災情報北九州」へ一般公開開始 スマホで今の河川が見える! 〜今後AI機能で河川の増水検知に期待、全国自治体への展開も目指す〜

2018年9月4日

クラウド型AIソリューションを展開する株式会社チャオ(本社:東京都港区、代表取締役CEO 山本 秀基、代表取締役COO 綿引 隆一、以下チャオ)が開発したAIを活用したクラウドカメラ「Ciao Camera(チャオカメラ)」を、北九州市が運営する「防災情報北九州」への一般公開を2018年9月1日より開始いたしました。

今回の一般公開に伴い、常時河川の様子をPCやスマートフォンなどのデバイスからサイトにアクセスすることでご確認いただけるようになるため、ゲリラ豪雨などでの急な水位の上昇もタイムリーに把握することで、市民の迅速な避難行動に繋げたいと考えています。

この北九州市の一般公開を機に、チャオは、最新技術による社会貢献事業として、全国自治体へのチャオカメラ導入を目指します。

 

■防災情報 北九州市:http://kitakyushu.bosai.info/livecamera/index.html

 

■チャオカメラの技術/変化の部分だけの差分転送で、異常確認もスピーディーに

一般的な防犯カメラはレコーダーやハードディスクに映像を保存しますが、ハードディスクの容量次第で保存できる映像の量が制限されるだけでなく、故障や盗難などによるデータの消失も発生します。現地に行ってみてはじめて記録されていないとわかるケースも多くあり、いざという時のための防犯カメラとしては心もとないのが現状です。

チャオカメラは、故障や不具合が生じやすいレコーダーの設置が不要なだけでなく、独自の特許技術である「差分転送方式」を活用して、河川の画像を「動画」でなく「写真」で細かく記録。前画像から変化のあった部分のみを差分抽出し、鮮明な画像をクラウドサーバーにアップするので、異常のあった部分を即座にピックアップするのはもちろん、圧倒的な通信負荷の低減を実現しました。

 

 

■AI機能でゲリラ豪雨や台風に伴う水位変動を常時検知、気象情報連動にも期待 

今後、AIが河川のデータを蓄積することで、急な増水を検知することが期待されており、河川の増水を認めた時や、限界水位を超えると判断した際に、避難勧告メールを地域住民に送付するなど、タイムリーな情報を誰でも取得できるようにすることや、気象情報との連携による、ゲリラ豪雨や台風の発生と共に監視を強化するなど、市民の迅速な避難行動に繋げたいと考えています。

 

■チャオカメラの特徴

故障や不具合が生じやすいレコーダの設置が不要

―レコーダは、熱や振動に弱く、破損や盗難によるデータの消失が起こりがち。現地に行ってみてはじめて、記録されていないとわかるケースもあります。

 

ネット環境下であればどこででも、世界中の拠点の“いま”がみえる

―24時間365日、ライブ映像の閲覧も、過去データの再生も、手元のデバイスで操作できます。

 

データの消失、改ざんの心配が限りなくゼロに近い

―撮影データは即時クラウドに転送・保存されるので、一旦記録されたデータに影響はありません。

 

差分転送技術で、圧倒的な通信負荷の低減を実現

―前画像から変化のあった部分のみを差分抽出し、差分画像のみをクラウドサーバーへ転送するので、大幅に通信負荷を軽減。クラウドサーバーで差分画像を組み合わせて元画像の復元を行います。

 

アクセスが集中しても安定した稼働が可能

―冗長性の高いクラウドサーバを利用。高速道路の料金所のように、渋滞(アクセスが集中)すると、自動で入口を増やしていくので、常に流れがスムーズです。

 

クラウド利用料は使った分だけ、景気や業績にあわせた変動型のコスト管理が可能

―後からサーバリソースやストレージ容量を増減できるので、構築時点でのサイジングも不要です。

 

利用中のカメラがそのまま使えるから、初期投資を抑えられる

―アプリケーションのアップデート作業や買替の必要がありません。機材費やシステム維持費も従来システムより低コストでの運用が可能です。

 

他システムとの連動が可能

―今ご利用中の社内システムとの連動が行えます。資源をムダにすることなく、プラスαの効果、結果が期待できます。